綿をつなぐ出会い、そして和綿作り
毎日 35度越え、雨も降らないのに草の生命力はすごいです。草ぼうぼう空き地ではありません。
私の畑です。 1,2週間に1回、草刈りをしますが、草すぐ生えてくるのです。
草刈りした草を 苗の間において、乾燥をふせぐ、かなり雑な草刈りです。
これでも 汗びっしょりになりながら、1時間ぐらい草刈りをします。
写真で見る限り、何を植えているか、わかりませんよね。
綿です。
和綿を植えています。
無肥料で、かなり成長がバラバラで、10〜30cm。 茶と白の和綿です。
この綿の種は5月に、熊本県あさぎり町と鹿児島県伊佐市で頂いてきました。
話は、5月に遡ります。
産直や蔵肆の格さんから「綿や藍染めを人吉や鹿児島に見に行きませんか?」
とお誘いを受けて、熊本県のあさぎり町へ
紹介者の元西日本新聞社記者の田中さんとあさぎり町で合流して
縫製工場のマインド松井須惠工場へ
マインド松井では、数年前に 本社から綿の種が送られてきて、
和綿作りをはじめられたそうです。
「なぜ 縫製工場で和綿作りをしているのか」等の
マインド松井の熊本工場社長の恒松さんの仕事への熱い思いをお聞きしました。
今では 綿作りが地域おこしになって、 今年の綿の種蒔き計画表です。
お会いした次の日に マインド松井の恒松さんが 西日本新聞の記事が
載っていて、びっくりしました。
マインド松井のすぐそばにある あさぎり町地域活動支援センター
「あすなりの丘ふぁーむ」で、 綿の種とりを担当されていました。
焼酎「松の泉」の食事処で、 田中さんの取材されている興味深い話に
時間が過ぎて行きました。
さらに鹿児島へ
鹿児島県伊佐市へ 綿畑、綿の芽がでているのがわかるでしょうか。
藍建もされていました。
和綿を育て、糸を手でつむぐ。 和綿茶綿の糸、きれいです。
綿のこと、糸のこと、織のことを熱く語る吉野さん
綿から育てて、糸をつむぎ、藍染めをして、手織をして、洋服に仕立てる。
この作品は、ほしかったのですが、とても手の出るお値段ではありませんでした。
でも 長い時間かけ、一から作るのですから、納得の値段ですね。
糸や綿を保管していている部屋
熊本県あさぎり町のマインド松井さんから、和綿の白の種、
鹿児島県伊佐市の吉野さんから和綿の茶めんの種を頂いてきました。
今回出会った3人の方は、すごく熱い方ばかりで、連れて行っていただき、
ほんように良かったです。
和綿の種、かわいいですよね。
実は 今年綿を植えようと思い、園芸店で綿の種を購入していました。
綿には、綿が日本の綿か外国さんの綿か書いてありませんでした。
茶綿もほしいな〜と思っていたら、格さんからのおさそいでした。
私の考えていたことが、わかったのかしら、格さん。
和綿と洋綿の見た目の違いは、
和綿は、雨が多い所に育つので、綿が下向きに、小さめ。
洋綿は、乾燥地に育つので、綿が上向きに、大きめだそうです。
知らなかった。
綿がかぶったままの芽がかわいいです。
今年は、少し種を増やそうと思って育てています。
ご縁をいただき、いただいてきた種を育てて、
綿から糸につむぎたいと思っています。
KONOITO
掲載日:2013-08-19