染織家 関ヨシミさんを訪ねて、山口へ。 KONOITOの代表宮原が、日々の中で出会ったすてきなモノ・コトをご紹介します。KONOITOは、心や体に心地いい、モノやコトを創る会社です。

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すてきなモノ・コト

染織家 関ヨシミさんを訪ねて、山口へ。

知人の方に 染色家の関先生の織ったシャツを見せて頂き、びっくり!
織や縫製がすごく精工で、綺麗。
見てみたい!お話を聞いてみたい!

関先生にお会いするために山口まで行ってきました。

関先生に特に興味を持ったのは、

お布団の綿を 綿の段階で染めて、糸を作るという工程。
綿を染めて、手紡ぎで糸を作るのはすごく 大変だ〜!

染めた綿

早速 関先生のお宅にお邪魔すると
綺麗な何色かに染められた綿がビニール袋の中に。

触ると キシキシした肌触り。油分が抜けきっているので、キシキシ。
綿は、ペタッとしたままでなく、ふんわりとした感じに戻してある。
キシキシの状態で、糸にするのは、たいへんだ。


染めた綿

関先生は 実家に残っていたお布団から綿のすべて、
染めて、糸にして 織る。
昔の人は 物を無駄なく使いきる。
今でも 実践されている方はすごいと思う。

私は綿から染めたことはないが 綿を染めてやってみたいと思う。
私の現状は糸も上手に 細く紡げない。
それでも 染めた綿で紡いでみたいと思う。



染めた綿

なんで染めているですか?化学染料?草木でとお尋ねすると


関先生は
「自宅で手に入る草木を中心に染めています。
この色なんで染めているか覚えていないです。
色んな草木を使って、染めてこの色ができました。」

2〜3日かけて、染めることもあるそうだ。

綿の状態で染めた方が、色落ちに強い。

草木糸

色んな色の糸が
草木糸

均一に糸を紡いで、織る準備

織


織

チェック柄で、色や柄は色々。
一反でシャツが3枚作れるそうだ。

割き織糸

実家に残された着物も割き織用糸にする。

割き織

綺麗な色の割き織の織物

ふきん

糸を購入して、ふきんや手ぬぐいを織る。

関先生

3台の織り機で、草木染の織物、割き織物、手ぬぐいを淡々と織る。

関先生

衣食住、こだわりもすごい。
昔の人みたいに 無駄物を出さない。使い切る。
御年 82歳!
頭脳明晰、しゃべりも すごい!
私の方が活舌も 考え方も なさけないくらい しっかりしていない。


昔から子供さんの給食運動や石けん運動をやってこられたそうです。
食べるもの。 例えば 菜種油なども工場見学に何回も行って 確認し、納得して購入する。
糸も大正紡績に行って お話しを聞いて、納得して購入。
生活全般にこだわる。

今流行りではないけど、
関先生の行動は ほぼ同じルーティーン。
毎日同じ時間に 外で草木の液を作る時に、
うちで使う1日のお湯をポット4個を沸かすなど、
ご自分で決めたスケジュールを淡々とこなしていく。

果物や野菜や卵は自宅で作る無農薬の物だけで、買わない。
自分で吟味した物しか食べない。

お茶うけに出して頂いた物もお嬢さんの手作り。

色々な衣食住に関することもお聞きした。徹底した生活に感服です。

型紙

お布団の綿を染めて、糸にして 織って シャツや帽子を作る。
お嬢さんのために。
個展を開くと 購入したいという方がたくさんやってくるけど売らない。
柄や色合いは違うけど、
同じ型 同じサイズのシャツを100枚作るのを目標に。

シャツ

個展を3回、後7回する予定だそうです。
最後の個展は90歳?

同じ形のシャツを淡々と作り続けるのも すごい。
私だったら、別の形をつくるだろう。 

同じ形で 同じサイズで作り続けるから 
あれだけ精確な 綺麗な織やシャツができるのだろう。  

私は 同じ事を 淡々とできない。
すぐ飽きてします。

関先生が 
「貴女ね、これからどう生きていくか、ちゃんと考えていかないといけないわよ。」

それに先生が 貴女いくつ?
私が○○歳ですと言うと
まだまだ 若いわね。これからね!

えっ!私は最近終活を考えていたのに。

若い?これから?

先生のブログを読んでいると
関先生は、56歳から施行錯誤しながら、
綿から糸を染めて、糸を紡ぎ、織を始めたと書いてありました。

関先生とお話をして、作品を見て、生活をのぞかせて頂き、
淡々と同じことを丁寧に暮らしている様子に、

私は 今は淡々と・・・ 目の前の事をやっていくしかない。

関先生ありがとうございました。



掲載日:2017-08-15