今年も　竹林の中での雅楽の調べ2015！　

5月24日(日）に田島和枝さんと中村香奈子さんをお迎えして、 今年も　竹林の中での雅楽の調べのイベントが出来たことを感謝します。

今年で5年目、野外でのコンサートですが、毎年雨の心配をしますが、 不思議なことに　午前中に雨がやんだり、朝から天気に恵まれたりで 無事に竹林で開催できています。

今年も　天気予報では、朝まで雨でしたが、朝から晴天でした。

お二人をお迎えする数日前に、皆で竹林やかぐや窯を掃除しました。
竹の葉がハラハラと落ちてきて、歩くとサクサクと音をたてる。
ここの竹林、かぐや窯、いつ来ても気持ちのいい空間です。 演奏会の竹林の中、かぐや窯がきれいになり、雅楽の演奏会をする準備が整いました。

食事担当の「カフェおおきな樹」へ
竹林の中での調べの前日に　毎年恒例の古民家Haze はぜで、ミニお茶会と雅楽の演奏と食事。 田島さん、中村さん、平田シェフと皆さんで 軽い感じで 手作りの干菓子とお茶を点てて頂き、演奏を楽しむ。
竹林の演奏会では　ゆっくり聞くことができないので、 おいしいお茶を一服頂き、お二人の演奏を堪能させていただきました。
中村さんの演奏の排簫（はいしょう）は、正倉院復元楽器です。
排簫を目をつぶって聞いていると　こんなイメージが浮かんできます。
「どこか荒野を旅している。月夜の晩(周りは真っ暗、夜空に月が出ている）。たき火。 動物(馬？ラクダ？） に乗って旅をしている。」 なんだか　なつかしいような感覚。不思議な感じで、心地良いです。
田島さんの笙の音色、はじめて聞いた時は、衝撃的でした。
はじめて　聞いた時、頭の中、脳に響いて来る感じで、 頭の中でぐるぐる回ったいるような不思議な音色でした。

今は　体全身で　感じるようような心地よい不思議な音色です。
お茶会、演奏の後は、平田シェフの綺麗で、おいしいマクロビディナーです。
田島さんが、平田シェフの東京時代からのファンだったこともあり、 お茶会、演奏、食事をするのも3回目です。 お野菜の味が最大に引き出され、今回もどの料理も、実においしかったです。
近くで　こんな贅沢なおいしいマクロビの食事が出来ることは、幸せですね。

古民家レストラン　はぜの車を止める所に、日本茜がたくさん生えてます。
ハート型の葉っぱがかわいいですが、茎は、ちかちか？べたべた？した感じです。
茜の根は、赤やピンク色の薬草染めの材料になります。
この根っこは、細くて、染料にするのには、大変な作業なので、染めたことはありません。

竹林の中で奏でる雅楽の調べと竹箸作りの当日になりました。
1週間前から、天気予報では、雨や曇マークが出て、大変心配しましたが、 当日は、朝から　青空が広がり、暑くなりました。
午前中には、竹箸作りのワークショップ。竹箸作りは、すごく人気でした。
演奏前に、竹林にお二人が挨拶にお見えになり、 お二人とも　すごく楽しみされていた竹水を　直接竹から直接飲まれました。
演奏前にも　喉を潤すのに　竹水を用意させていただきました。
竹水は、この時期の若竹からわき出した水で、 最初は、薄いグレープフルーツみたいな味です。 時間が経つにつれて、酸味強くなってきます。

いよいよ　竹林の中での雅楽の調べが始まります。
今年は、スタッフを含めると　約90人の方が聞いていただきました。
聞いて頂く方は、椅子やシートを持参頂き、 シートの上で寝ながら聞いている方、瞑想スタイル、普通に椅子に座って、 お客様にとって、一番心地よいスタイルで聞いて頂いています。
新緑の竹林の静寂の中、 竹のざわめき、鳥のさえずり 竹葉が陽に照らされて、黄金色に輝きながら　ハラハラと落ちる。 すごく綺麗でした。
いにしえへと導かれ、心と体に心地よく響かれましたでしょうか。 このイベントは、かぐや窯の平田さんを中心に　お手伝いさせていただいておりますが、 ここに集う　皆がボランティアで参加。

KONOITOとしても橋本と供に参加させて頂いております。
いつも思うのですが、何も言わずとも　集まって頂く皆様に　ほんとうに感謝です。
演奏会が終わり、誰もいなくなった竹林の中、 彼女らが演奏された畳に座ってみました。
心地よい風、何ともいえないいい香り、気持ちがいい！ ほんのちょっとだけ　ぼーっとさせていただきました。
そして　自生している野いちごをご褒美に食べました。 カフェおおきな樹では、今日のご飯は　かまどご飯でした。 ここから　東公園の方の景色を見ながら　お茶を皆で頂きました。
カフェの日本みつばちにも　ご挨拶に行きました。 のどかな1日が終了しました。
素敵な時間を頂き、感謝です。
演奏会、来年どういう風にしますか？

KONOITO